ホワイトニングとは、歯の色を白くする治療法のことです。歯の色が黄ばんだり、くすんだりする原因はさまざまですが、ホワイトニングで白く改善できる場合があります。しかし、ホワイトニングにはいろいろな種類があり、どれが自分に合っているのか迷う方も多いのではないでしょうか。今回はホワイトニングについてお話します。
目次
■ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯の表面に付着した色素を分解したり、歯の構造を変化させたりすることで、歯を白く見せる方法です。歯科医院で行うホワイトニング剤は、「過酸化水素」または「過酸化尿素」を使用します。これらの成分は歯に浸透して色素を分解する「漂白効果」と、光が乱反射するように歯の表面をみせる「マスキング効果」を持ちます。これらの効果によって、歯が白くなります。
■歯科医院で行うホワイトニング
◎オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことで歯科医師や歯科衛生士など有資格者が施術します。高濃度(30〜35%)の過酸化水素を歯に塗布し、ライトやレーザーなどで照射することで、即効性の高い白さを得ることができます。約2時間で歯が白くなるので歯の白さをすぐに実感できます。
◎ホームホワイトニングとは
ホームホワイトニングとは、自宅で行うホワイトニングのことです。歯科医院で作製した専用のマウスピースにホワイトニングジェルを塗布し、1日あたり約1時間装着することで歯を白くします。毎日継続することでじわじわと白くなり、白さが長持ちしやすいです。
■セルフホワイトニング
歯科医院以外のところでセルフホワイトニングというものを行っているところがあります。セルフホワイトニングはホワイトニングの施術も自分で行うホワイトニング方法です。無資格のため、過酸化水素を含まない薬剤でホワイトニングを行います。そのため、ホワイトニングの効果は歯の汚れを落とす程度にとどまります。歯科医院で行うホワイトニングのような効果は期待できません。
■ホワイトニングの効果を持続させるには
ホワイトニングは一度行えばずっと白いままというわけではありません。定期的なメンテナンスが必要です。効果を持続させるためにはホワイトニング後に限らず着色の強い飲食物に注意しましょう。着色の強い飲食を行った後には水を飲んだり歯磨きをしたりするのがおすすめです。また定期的にクリーニングやホワイトニングをうけることで白さをキープできます。
■ホワイトニングで白くならないもの
詰め物や被せ物、神経のない歯(失活歯)、生まれつきの変色歯(テトラサイクリン歯など)は、ホワイトニング剤が効かないため、白くすることはできません。
【ホワイトニングのご相談もお待ちしております】
今回はホワイトニングについてご紹介しました。ホワイトニングは、自分の歯の状態や目的に合わせて選ぶことが大切です。当院でもオフィス・ホームどちらのホワイトニングもございますのでお気軽にご相談ください。