【注意】歯が無い状態を放置するリスクについて|関市の歯医者|中島歯科医院

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【注意】歯が無い状態を放置するリスクについて



大人になってから歯が無くなる状態になる原因は、むし歯や歯周病などで歯が抜けたり、事故や病気で歯が欠損したりした場合が考えられます。歯が無いということは、単に見た目が悪くなるだけではなく、口腔内の健康や全身の健康にも悪影響を及ぼします。今回は歯が無いことによるリスクをお話しします。


■口腔内の健康が悪化する

歯が無い状態を放置すると、口腔内のバランスが崩れて、むし歯や歯周病のリスクが高まります。歯が無い部分には、隣の歯が倒れ込んだり、反対側の歯が伸びてきたりします。これによって、歯と歯の隙間が広がり、食べ物のカスや細菌が溜まりやすくなります。また、歯並びや噛み合わせが悪くなると、歯磨きがしにくくなり、プラークや歯石が増えます。

むし歯や歯周病は、歯や歯ぐきだけでなく、歯の根や顎の骨にもダメージを与えます。歯の根や顎の骨が痩せてしまうと、歯がグラグラになったり、抜け落ちたりします。さらに、歯周病は、口腔内の細菌が血液に入り込んで、全身へ影響する可能性もあります。



■消化器官の負担が増える

歯が無い状態を放置すると、食べ物をしっかり噛めなくなります。噛むことは、食べ物を小さくして消化を助けるだけでなく、唾液を分泌して口腔内を清潔に保つ役割もあります。唾液には、消化酵素や抗菌作用のある成分が含まれています。


歯が無いと、噛む回数が減り、唾液の分泌量も減ります。すると、食べ物が十分に消化されずに胃や腸に入ってしまいます。これは、消化器官に余計な負担をかけることになります。消化不良は、胃痛や腹痛、下痢や便秘などの症状を引き起こします。また、消化不良によって栄養素の吸収が悪くなると、免疫力の低下や貧血などの問題も起こります。



■顎関節症を引き起こす

歯が無い状態を放置すると、噛み合わせのバランスが悪くなります。噛み合わせのバランスが悪くなると、顎の関節や周囲の筋肉に不自然な力がかかります。これは、顎関節症を引き起こす可能性があります。


顎関節症の症状は、顎が痛む、口が開けにくい、顎を動かすと音がする、といったものです。多くの場合は軽度で自然に治ることもありますが、重症化すると、頭痛や耳鳴り、めまいなどの症状を引き起こすこともあります。



■見た目が老ける

歯が無いと、噛む力が弱くなり、顔や首の筋肉が衰えます。しわやたるみが増えるだけでなく、頬が下がって老け顔になります。

歯が無い部分は、骨や歯ぐきが痩せてしまいます。これによって、頬がこけてほうれい線が目立つようになったり、顔のラインやしわ、たるみなどから、実年齢以上に老けて見えるようになります。



■発音がしにくくなる

歯が無い状態を放置すると、発音がしにくくなることもあります。歯は、音声を発するときに舌や唇と協調して働きます。歯が無いと、舌や唇の動きが制限され、正確な音声を出すことができません。


歯が無いと、特に「さ・た・な」行などの歯茎音や「ふ」「へ」「ほ」などの唇音が発音しにくくなります。これは、日常会話や仕事上のコミュニケーションに支障をきたすことになります。また、発音が不明瞭になると、自分の話し方に自信が持てなくなり、人前で話すことを避けるようになることもあります。



■笑顔を見せにくくなる

歯が無い状態を放置すると、笑顔を見せにくくなることもあります。歯が無いと、笑うときに口を開けるのが恥ずかしくなります。歯が無い部分が見えると、周りの人に不快な印象を与えるのではないかと心配になります。また、歯が無いと、笑顔の表情筋が衰えて、笑顔が作りにくくなります。



■認知症のリスクが高まる

歯が無い状態を放置すると、認知症のリスクが高まることもあります。歯が無いと、噛む力が弱くなり、脳への血流が減ります。脳への血流が減ると、脳の活性化が低下し、認知機能の低下を招きます。



■経済的な負担が増える

歯が無いと、歯の治療や入れ歯の製作などにかかる費用が高くなります。歯が無い部分を放置するほど、治療に必要な時間や技術が増え、費用も増えます。

さらに食事の選択肢や栄養摂取が減り、健康状態が悪化します。健康状態が悪化すると、医療費や介護費などにかかる費用が高くなります。



【歯が無い状態は放置せずにすぐ治療しましょう】

歯が無い状態を放置すると、口腔内の健康や全身の健康に悪影響を及ぼします。

一人一人の状況により、さまざまな治療方法をご提案します。お気軽にご相談ください。



中島歯科医院
歯科医師
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